発達障害当事者家族の苦悩は、周囲が思っている以上に重く、ツライ。
以前、発達障害の集まりに参加した時、
当事者家族の方と少しだけお話しをしました。
その方は息子さんが発達障害かもしれないと、とても深く悩んでらっしゃいました。
一紫の母上は、少なくとも表面上では思い悩んでいるような素振りはなく、
「まぁいいんじゃない?」というような、とても軽い印象を受けます。
親がそんななので、当事者家族がこんなに悩んでいるとは思いもよらず、なんと声をかけたら良いのか、当事者なのに何のアドバイスもできず、なんだか無力感だけが尾を引きました。
一紫はアスペルガー混在型な為か共感能力に乏しく、寄り添って話を聞いてあげるとかが苦手なせいもあるのですが、
だからと言って悲しそうな人や困っている人を見ても何とも思わない訳ではありませんから、あの人のことは今でも思い出しては「その後、どうなったのかな」と考えてしまうのです。
共感能力と言うのは「人が人らしくある」能力でもあると思います。
元来人間というのは社会性の動物ですから、人の気持ちがわかる、人と同じ感情を共有できる能力は、必要不可欠なはずなんですよね。
ですが、私たち発達障害者はそれが苦手な人が多い。
定型さんから見て孤独そうでも、本人はそう感じていなかったりする。
人との共感能力に欠けているから、つい自分勝手な行動を取ってしまったりしちゃう。
発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)
- 作者: かなしろにゃんこ。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらの本でそんな話も出ていましたが、ちょっと一紫にはトラウマーな話と被ったりしてあんまり読めてない…。
幸せそうなカップルの話もあって、なんか勇気の出る一冊。
Twitterでもこんな書き込みが。
思うに孤立型の社会性を育てるのにはツイッターみたいなチャットって丁度いいんじゃないかと思ったりします。カナ―型自閉症も。話すのが苦手でも書くのは得意って人は多そうですし、ディスクレシアでもタイピングはできたりするわ。
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2016年8月13日
リアルのコミュニケーションは情報量が多すぎて難しいのよ。
そうそう、Twitterみたいに気軽なのがいいんですよね…。深い人間関係とか苦手で、たくさんの人と同時に築くのは無理に近い。
しかしこの妹botさんは情報をくれると同時に優しく慰めてくれるから大好きです。
ADHD当事者の覚醒(過集中)時と虚脱時はまるで別人のようです。夜行性で普段おとなしいイメージの動物が夜になると豹変するのに似ています。覚醒時は躁状態のようになり次から次にアイデアが浮かび、衝動的に行動し、活動過多になります。反面虚脱が来るとある種鬱状態のようになってしまうのです
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2016年8月13日
発達障害者特有の認知特性のひとつとして、カクテルパーティー効果が薄い、あるいは機能しないというのがあるわ。カクテルパーティー効果っていうのはノイズまみれの情報の中から必要な情報を取り出す能力ね。発達障害者はこれが弱いから些細なノイズに反応したり必要な情報が抽出できなくなっちゃうの
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2016年8月13日
ADHDは待つのが苦手というのは有名ですが、中でも「いつ終わるのか分からない状況で待たされる」、これほどの苦痛はありません。#発達障害 #ADHD
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2016年8月13日
こういうね。Twitterしてる方は是非フォローしてみてください!
さてと、明日は親の実家に里帰りです。海がきれいなところなんですよ。久々に会う叔父夫婦、たのしみです。