障害者差別について
一紫は障害者として差別を受けたことがありません。むしろ理解され、助けてもらってばかりです。
しかしその一方で、差別を受ける人もいます。無知からくるものだと思うのですが、無知は味方にもなり得ます。悪意のある人はどうにもなりませんので無視するしかないですが、無知な人は正しい知識を与えることで味方にもなり得ます。
差別的なことを言われると傷つき、もう関わりたくないと感じてしまいますが、今後もし差別的な人と出会ったらむしろ積極的に関わっていこうというのが一紫です。その人の意識から変えてしまおうと。
差別に負けないというのはその人の意識から根本的に変えてしまうということではないでしょうか。ただ耐え忍ぶだけでなく。
一紫は会社には発達障害を告げていますが、社員に浸透しているわけではありません。イヤホンの説明は社員一人ひとりに自ら行なっています。生まれ持っての脳の障害があること、それゆえ耳が悪いこと、だからイヤホンをしていること。それを聞いた社員は「そんな障害があるんだ!見かけじゃわからない!」「大変なんだな」と色々ですが、助かるのはみんな好奇心旺盛に色々聞いてくることですかね。こちらが臆せず当然のように障害のことを言うせいか、相手も当然のように障害について色々質問してきます。そして発達障害という障害名は最後に告げます。「発達障害って言うんだけどね」と。障害名から名乗ると身構えてしまうのが健常者です。めんどくさい話かな?と。軽い気持ちで自分の困りごとを言うと話がスムーズに進みやすいです。そして事故が多いとか忘れ物が多いとかは別に言わなくてもいいです。誰にでもある症状じゃんと混乱させるので。忘れ物した時に「またADHDでた!」とかさりげなく発達障害の症状であることを告げればいいのです。
これは自分の中の発達障害についての理解や考え方が影響してくる方法ですが、一紫はこれでうまくいっています。苦手なことを人に頼みやすいですし、頼まれた方も嫌な顔一つせず付き合ってくれます。
新人さんが入ってきましたが部署が違うので脳に障害があってそのせいで耳が過敏で痛いのでイヤホンをしているとだけ告げています。全てを理解してもらう必要はないと考えています。近しく仕事をしている人には理解してもらうことが必要ですが、遠い人にまで同じ理解は求めません。
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こちらのシリーズは一紫ももっていますが大変参考になってオススメの書籍です。あるある話だったりもします。手帳術の参考にもさせてもらっています。一冊手にとってみてはいかがでしょうか。