発達障害を教える人にも色々いるという話。
以前、数回シリーズで行われる発達障害の支援セミナーに参加したことがあるのですが、残念ながら初回参加しただけであとは不参加いたしました。
授業料も払っていたんですが、もういいや…と捨て金にしたのですね。
理由は『発達障害の当事者で聴覚過敏がある』と言ったのに全く対応していただけなかったこと。
発達障害のセミナーでそりゃないだろ、と思ったのです。
託児所があるにもかかわらずセミナーが行われる部屋で子供が大騒ぎしていることに対して対応しない、聴覚過敏持ちにはなかなかの拷問でした。
一体発達障害者をどう捉えているのか、認識不足ではないかと不信感しか湧きませんでした。
会場に来ている方も、発達障害についての知識が乏しく、その乏しい状態で一体何を学んで何を実践しようというのか。
当事者的に『ここは自分には合わない』と思いました。
体幹を鍛えるとか色々勉強にはなりましたが、発達障害の知識がない人がひたすら子供の体幹をきたえようと頑張る姿は想像して少し虚しいです。
確かに発達障害者は体幹が弱いと言いますが、そういう説明もなかったですし、
子供がきちんと席につかない、どうしたらいいかという質問に対し明るく
「席につかなくてもいいじゃないですか!」
何を言ってるんだ。
とにかく色々雑。
こういう『知識がないのに発達障害をなんとかしよう』という状況は、『とにかく普通の子供に育てよう』にちょっと印象が似ていて危険だな、と感じます。
発達障害に生まれたけど、ありのままに過ごせばいいじゃないか!も危険。
人間は社会性の動物なので、自由奔放過ぎると絶対生きていけない。
正しい支援の前に、発達障害の勉強が必須だと思います。
支援はその後についてくるものだと思うのです。