当事者会に参加して来ました!
本日2ヶ月に一度の「発達障害当事者会」が開催されました。本日は台風のためか参加者がだいぶ少なかったです。
発達障害当事者会の開催時間が近づいています。会場入りしました〜!
— 詫磨一紫@8/6は発達障害当事者会! (@isshitakuma) 2017年8月6日
まず最初に先日参加した東京の当事者フォーラムの報告を一紫から行いました。
・関東の当事者階の方がパネリストになっていて、運営の仕方、寄り添い方に困るなど大分の状態と大差がない
・現在吃音も発達障害のくくりに入っているが、吃音当事者の中には発達障害に入りたくないという人もいる
・関係者でも吃音が発達障害に入っていることを知らない方がいる
・当事者会での当事者同士でのトラブルに対する対処法について困っているという意見があったが、大分の当事者会は今の所自制心の強い方が多いので問題が少ない。しかし今後は大分でも考えた方がいいのではないか(江藤さんはみんなを信じてゆる〜く開催しようとお言葉があった)
・ピアサポートの形にもお茶会という形を取っているところが多かった
・男性の当事者の参加が多かった
・とにかく当事者会の方がパワフルでエネルギーをもらって帰ってきた
等。
江藤さんからインターネットラジオに出演したことも報告がありました。冠地さんにお会いしたお話も少ししました。
そしてここから先は当事者一人一人に話を振って、話していきました。
今回は初参加の方が2名いらっしゃいました。1人はツイッターのフォロワーさんです。
・3年くらい前に発達障害が分かって就労支援に就いているが、いま面接を受けて結果待ちという方にはおめでとうの拍手が。上手くいくといいねーとみんなでワクワクしました。
・自分を観察する能力が高い人に注目が集まる。自分を観察するのが得意だと、対処法にも違いが出る
・サポステに参加している方からの報告。しかし世間の目が気になって就職が怖い
・今イコールさん(大分県の発達障害者支援センター)も多忙らしくなかなか面談の受付が通らないので相談するなら早めに電話予約を取ろう!
・ストラテラを飲んでいるけど減薬を始めた。他に持病があって副作用も気になりやめようと思う。
・テレビなどを観て自分もそうかもしれないと思って参加した
・発達障害だと分かったからといって自分が変わることはない
・A4サイズの手帳に1日のあったことを何でも書く(一紫)
・自分をどう受け止めればいいのかわからない
・自分を責めてしまう
・困ることを受け止めることが大変という意見には、ガチッと受け止めることに必死で解決策が見つからなくなってしまうので、ソフトタッチに受け止めて人に相談することも大切という意見も。
・最近障害の名前が分かった。職場で影がうすいけど、自分が好きなことをできるので良いんですよ!
・IT的なことに詳しいので聞いてください!
・自伝小説を執筆中。将来何かの役に立てば良いと思う。
・ADHDだけどADHDの面倒を見るのは大変。部屋が片付かない。
・広汎性発達障害だと診断を受けました。求職中。仕事は一般で行きたい。
などなど。
今回もみんなで意見を出し合うことができました。濃ゆい1日でした!
人数が少ないぶんゆっくり話を回すことができたと思います。毎回話せない人とかでてきますからね…。
当事者会帰りの恒例のカフェ巡り、今回は雨が降っていて歩きまわれなかったのでスタバのドライブスルーにしました。
ドリンクとシナモンロールを買って帰宅してのんびりしています。
次回の当事者会は10月8日。本日と同じくコンパルホール2階男女共同参画センターです。
こころの元気+8月号にコラムが掲載されました
だいぶ前に冠地情さんにご紹介されまして、この度「メンタルヘルスマガジンこころの元気+」の8月号にて、リレー形式で発達障害当事者が寄稿するコラムに参加させてもらいました。
あまり言いたい放題できなかったかなーと、アクが足りなかったかなと思うのですが、締め切りをきっちり守ることができて良かったです。(ライターでも雑誌でもひたすら締め切りが怖い)
冠地さんにはラジオ出演の話とか色々話を振ってもらって本当に感謝してます。
ちなみにこれを機会にコンボライターとして登録させていただきましたので、発達障害のネタを振られた時は原稿を寄稿しようと思います。
掲載されたらまたお知らせしますね。コンボさんは寄稿しても載るか載らないか編集部任せなので出版されないと分かりません。
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本
- 作者: 對馬陽一郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ところでこちらの本を先日紀伊國屋書店で購入しましたがなかなか良かったです。示す工夫が具体的で取り掛かりやすい。
また、職場にあると便利なアイテムなど社名を出して紹介しているので本気度が違います。
一紫も使ってみたい!ってものがありましたよ。
東京で軽く取材を受けました。
「本人が自覚していないと周りが振り回される」「事務作業が苦手」大人の発達障害当事者会で見えた課題(池上正樹) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/masakiikegami/20170731-00073946/
先日、東京で行われた当事者フォーラムで受けた取材が記事になっていました。
どこでニュースになるのかと思っていたらまさかのヤフーニュース…マジでか。あの記者さんすごい方だったんだな。もっと色々話聞いとけばよかった。取材の仕方とか原稿の書き方とかプロに聞きたいことなんて山ほどあるわ。
ずっと前の方にいらっしゃって、最後フォーラム終わってから衛藤さんに紹介されたんですが、その時「せっかくなんで」と取材を受けたと言う流れです。
もし次お会いできる機会があったら記事の書き方とか聞いてみたいです。
書くスキルUP すぐできる! 伝わる文章の書き方 確実に文章力がつく! 7つのステップ
- 作者: 赤羽博之
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: 単行本
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札幌市で配布されている「職場で使える虎の巻」がすごい
一部の発達さんの間では有名らしい「職場で使える虎の巻」。
札幌市発達障がい者支援関係機関連絡会議就労支援プロジェクトさんが作成している冊子ですが、縁あって一冊いただくことができました。
理事の江藤さんに啓発活動の参考にといただいたんですが、これと同じレベルの冊子を作るのかなり至難の技ですよ…。クオリティ高いです。
中身は漫画でわかりやすく、職場の場面で発達さんと定型さんの認知の違いが描かれていて、発達の自分は「なるほど、定型さんはこう考えるのか」と発達目線からも違いが分かって新鮮でした。
今までこういった本は多いですが、定型さんに向けたものか、発達さんに向けたものかのどちらかの本しかなかったように思います。
この本は両方の視点から一度に理解することができ、大変わかりやすかったです。
こう言う感じ。このページも発達あるあるですよね。こういう冊子を大分でも配布できたらすごくいいと思いました。
最近大分県でも発達障害啓発チラシが作成されて、一紫も拝見しましたけど分かりやすくて見やすくて、とても良かったです。作成に携わった方と顔見知りですが、すごく勉強なさってたものなぁ…。納得のクオリティ。ちょっと手元に資料がないので、紹介はまた今度。
テレビなどでも発達障害が紹介されるようになって、急激に認知度が上がりましたが、これに伴って発達障害当事者の在りようも変わってくるでしょう。
認知が進んだことで配慮をお願いしやすい部分もありますが、それに甘えることなく、できない、苦手な部分が多いぶん、できることはしっかりやっていかないと社会も認めてくれないのではないでしょうか。
苦手なものも工夫次第でなんとかこなせるようにもなりますし、どんな工夫があるのかみんなで共有できるといいですね。
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本
- 作者: 對馬陽一郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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発達障害を持っていて仕事をしていると地味に苦労すること
公開講座の新しいチラシが刷り上がったそうです。今年度はいろんなところにお邪魔しますので宜しくお願い申し上げます。
ところで、発達障害を抱えて仕事をしていて辛いことに
忘れ物が多い、提出物を期限内に納められない、算数障害があるとエクセルに入力するだけでも結構大変、
いろいろありますが地味に辛いのが
「多動・衝動を抑える」「眠気が我慢できない」
です。
刺激がないとすぐ眠気に襲われて、なんとかしようと水を飲み続けてみたり、誰もいない部屋で踊り狂ってみたりするんですが、それでも油断すると眠気に襲われます。
多動が辛いやら刺激が欲しいやらでひたすら水を飲み続けてしまうんですがそろそろお腹が苦しいのにまだお代わりしてしまう。何このラビリンス…ADHD地味にきついんですけど
— 詫磨一紫@8/6は発達障害当事者会! (@isshitakuma) 2017年7月26日
水がお口から逆流しそうです!
— 詫磨一紫@8/6は発達障害当事者会! (@isshitakuma) 2017年7月26日
じっとしているのがとにかく辛い!!デスクに収まっていることができません。
お花に水をやったり、用事を作ってはウロウロしますがそれでも限界がやってきます。
そんな時ツイッター開いてみなさんのツイートみて多動を抑えたりしています。
1人の事務所じゃなきゃ絶対無理ですけどね。
みなさんはどんな工夫をしていますか?毎日が地味に辛いです…。
発達障害公開講座in別府、終了しました!
本日別府市で「知ってほしい、学んでほしい、一緒に考えてほしい。発達障害公開講座」が行われ、56名もの参加者様に恵まれました。
参加してくださった皆様、本当にお暑い中ありがとうございました!
最初に江藤さんがお話しして、次に一紫がお話しさせていただいたのですが、途中フラッシュバックを起こして号泣するというハプニングが発生しました。お見苦しいところをお見せして申し訳ございませんでした。
過去の話をするというのは結構シンドくて、佐伯の時もフラッシュバックを起こしそうになったのですがなんとか堪えることができました。でも今回はちょっと無理でしたね〜…。
なんとか持ち直して話を再開。
江藤さんと話を交えながらも進行しました。
今回の公開講座は「円卓会議」が行われずにちょっとシドロモドロになってしまいました。
円卓会議とは一紫の頭の中で開催される会議のことで、一紫の頭の中で色んな人が色んな意見を出してくれます。
それこそ女性や幼女、男性や老人などいるんですけど、そういった頭の中の人々が一つの議題にたいして色んな意見を出して、まとめてくれるんですね。
いつ、どのタイミングで円卓会議が開催されるか一紫にもコントロールがむずかしく、前回の佐伯での公開講座では円卓会議が行われたのでスムーズにお話ができたのですが、今回はそれがないぶん難しかったですね。課題として今後も練習あるのみです。円卓会議を自由自在に開催できれば鬼に金棒なんですが…。
江藤さんと話ながら進行。
最後に質疑応答が行われました。
発達障害とはっきり診断を受けた方がいいか、また、そのメリットデメリットは何かなど、お応えさせていただきました。
発達障害は十人十色、各人でその特性は違います。
しかし、ADHD など特性の名前をいただけることで、自分の取扱説明書を作りやすくなります。
一紫個人としては、発達障害ではないか?とご自分で考えるのであるならば、病院で診断を受けられた方が良いと思います。
一紫も発達障害だと自覚してからとても生きやすくなりました。自分が苦手なこと、出来ることが自覚できるようになりましたから。
しかし、難しいのは発達障害である自分に嫌悪感を抱いてしまう時です。
もちろん一紫にもそんな時期はありましたが、いつかはすべてを受け止めなければならない瞬間がおとずれます。
受け止めてから全てが始まるんですよね。
講演会をしたり、ラジオ出演したり、
新聞の取材をうけたり。
一紫は一見とても明るく発達障害を受け入れて、発達障害を苦にしていないように見られるかもしれません。
しかし、一紫にもそれなりにドス黒い感情が存在します。
普通に生まれてさえいれば、大人になってまでフラッシュバックを起こすような学生生活を送らずに済んだでしょうし、もしかしたら結婚とかしていたかもしれない。
行きたいと思っていた高校にも進めたかもしれない。でも、現実はそうはならなかった。
一紫はもう過ぎ去ったことですが、いま学生生活を送っているこどもたちには同じような思いはして欲しくありません。
もっと自分に優しくあって、のびのびと自由に、自尊感情を傷つけられることなく、自分らしく生きてほしいなと思います。
次回は9月17日、中津市で公開講座が開かれます。また詳しいことは後日お知らせしますので、中津市近隣の皆様方、どうぞ気軽にご参加なさってください!お待ちしております!
無事大分に戻ってまいりました。
今回の東京はスケジュールぱつぱつで観光はほぼできなかったんですが、日本橋高島屋の開店の様子を見れただけで充分な気がします。気品がありました…。今日のバラの紹介とかするんだぜ…。
東京タワーは見ることはできませんでしたが、スカイツリーは色んなところから見ることができました!
しかし実は今回の東京、かなりグロッキーな状況でして…。初日は眠れず3日目の朝は二日酔いで、夕方は感覚過敏が刺激されてパニック発作一歩手前まで行きました。
思っていたよりも移動は人ごみに襲われず済んだのですが、それでも負荷は強かったです。ヘルプマークは発達障害者には必要だと強く思いました。倒れるかと思いました。
冠地さんと移動中に、西日暮里駅で雹に襲われました!ホームに着いた途端に雹が降りだして、慌てて階段を降りましたが外を移動中だったらとんでもないことになっていたね、と冠地さんや江藤さんと話しました。
大分に戻ってきてたくさんニュースになっているのを見て、やっぱり大ごとだったんだねと思いましたね。
ルミネ池袋で食事を取ったんですが、バーベキューするところ?に雹がたくさん積もっているのを見ました。
さてと、なんやかんやで成田空港から大分へと戻れましたけど、途中空の上から富士山を見ることができました。初めて見れたので感動でした!
大分に戻ってきてのんびり食事。
大分の人の少なさに安心です…。
途中体調不良などもありましたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。
また東京行きの話があるのですが、次は感覚過敏対策をしっかりして行きたいと思います。