札幌市で配布されている「職場で使える虎の巻」がすごい
一部の発達さんの間では有名らしい「職場で使える虎の巻」。
札幌市発達障がい者支援関係機関連絡会議就労支援プロジェクトさんが作成している冊子ですが、縁あって一冊いただくことができました。
理事の江藤さんに啓発活動の参考にといただいたんですが、これと同じレベルの冊子を作るのかなり至難の技ですよ…。クオリティ高いです。
中身は漫画でわかりやすく、職場の場面で発達さんと定型さんの認知の違いが描かれていて、発達の自分は「なるほど、定型さんはこう考えるのか」と発達目線からも違いが分かって新鮮でした。
今までこういった本は多いですが、定型さんに向けたものか、発達さんに向けたものかのどちらかの本しかなかったように思います。
この本は両方の視点から一度に理解することができ、大変わかりやすかったです。
こう言う感じ。このページも発達あるあるですよね。こういう冊子を大分でも配布できたらすごくいいと思いました。
最近大分県でも発達障害啓発チラシが作成されて、一紫も拝見しましたけど分かりやすくて見やすくて、とても良かったです。作成に携わった方と顔見知りですが、すごく勉強なさってたものなぁ…。納得のクオリティ。ちょっと手元に資料がないので、紹介はまた今度。
テレビなどでも発達障害が紹介されるようになって、急激に認知度が上がりましたが、これに伴って発達障害当事者の在りようも変わってくるでしょう。
認知が進んだことで配慮をお願いしやすい部分もありますが、それに甘えることなく、できない、苦手な部分が多いぶん、できることはしっかりやっていかないと社会も認めてくれないのではないでしょうか。
苦手なものも工夫次第でなんとかこなせるようにもなりますし、どんな工夫があるのかみんなで共有できるといいですね。
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本
- 作者: 對馬陽一郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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