発達障害児の親御さんへ
ツイッターで成人発達障害者から発達障害児の親御さんへ伝えたい言葉、みたいなハッシュタグがありました。
発達障害児の親御さんと、成人発達障害者の間には溝があるみたいな話は前から聞いてました。
発達障害への向き方が違うというか、温度差があると言うか。
一紫が前に出会った発達障害児の親御さんは、子供が高機能型自閉症なんですーと言うのにアスペルガーという言葉を知らなかった。
何を学んで発達障害児のフォローをしようというのだろうかと疑問だった。
「何かお医者さんに発達障害だと言われたから何かしないといけないのかしら?でもうちの子は普通の子よ、ちょっと苦手なことが多いだけ。」
そんな感じなんだろうか。
発達障害に生まれると、ハッキリ言って人生詰む。
楽しい人生は幼稚園まで。その後はひたすら苦難の道だ。
人と違う、人ができることができない。
情けなくて、無様で、惨めで仕方ない生活を強いられる。
発達障害からの歪さが原因でいじめられることだってある。
二次障害から人生を棒に振ることだってある。
自分も今はケラケラ笑える生活だけど、ひたすら惨めな生活だった。
でも自分が発達障害だと知っていれば、正しい支援を得られていれば、違う人生があったかもしれない。
うちの子はちょっと変わっているけど普通の子よ。
そう思ってるのは親だけ。
当事者は脳の機能障害のせいでできないこと、苦手なことが多い。
脳の機能障害のせいで感覚過敏が起きたり、認知の異常が出たりしている。まぎれもない障害なんです。
話すこともできるし、歩くことだってできるけど、脳の機能障害なんです。
普通の子よ、なんて言ってほったらかしにしないでほしい。
気付かなかったなら仕方ないかもしれない。
でも、発達障害児だと言われたのなら、発達障害の勉強をしてほしい。
発達障害児と同じ感覚をつかむことができなくても、想像してみてほしい。
発達障害者は、一生何かに困り続けて生きていかなきゃならない。
だからせめてあたたかい支援と、居心地のいい場所を与えてほしいなと思うのです。