ある意味「カメラの王様」? LOMO LC-Aというカメラがすごい
お久しぶりです。まったく集中することができず、調べ物したりするどころか大人しくPCいじることもできず、今もふわふわそわそわしつつタイピングしておりますよ。
昨日にいたっては毎度おなじみのメルトダウン手前にまで陥りまして、エビリファイとデパケン飲んでウーウー唸ってました。耳が痛いし、目が痛いし。今日も調子よくありません・・・。
冒頭から話逸れた。
今回は一紫も愛用していて毎日持ち歩いているフィルムカメラ、「LOMO LC-A」についてご紹介したいと思います。
このカメラ、元はロシアで作られていたコンパクトフィルムカメラ。対して性能が良いわけでもありません。
ある日、ロシアを旅行していた若者たちが、蚤の市でこのカメラと出会いました。旅行の様子をこのカメラでパシャパシャ気軽におさめて楽しんだ彼ら、さあ思い出に浸ろうとフィルムを現像に出してショックを受けます。
「なんだこれ!なんか良い意味で変な撮れ方をしている!面白いぞ!!」
写真は元来、そこにあるものをあるがまま、正しくおさめるものですよね。しかしこの「LOMO LC-A」で写真を撮ると、なんだかノスタルジックで、時に寂しく、時に優しい、そんな不思議な感覚を覚えてしまうような、独特な仕上がりとなるのです。
のちに彼らはロシアでLOMO LC-Aを生産していた会社が倒産した後にカメラを復活させ、販売を始めます。その社名は「ロモグラフィー」。トイカメラを次々に開発し、その人気はうなぎのぼりです!
ロモグラフィーはフィルムが生産終了に追い込まれている中、じゃあ自分でフィルムも作るわとばかりにフィルムまで開発、販売しています。スマホのカメラアプリなどでは「LOMO風」とか「X−pro」とか加工できる機能がありますが、この二つは元はロモカメラを使う人々の用語です。
上の猫の写真は地元で一紫が撮影したものですが、なんの画像加工もしておりません。ただ、フィルムの現像の仕方を特殊なものにしています。
プロのカメラマンが使うようなタングステンフィルム(ポジ)で撮影し、一般に安価に出回っているネガフィルムの現像液で現像しています。普通はポジにはポジ用の現像液を使うのですが、ネガ現像液を使うことでフィルムを破壊してるんですね。これを「クロスプロセス(X-pro)」と言います。
↓イチオシポジフィルム。コントラストが上がるけど色彩に派手な変化がない分失敗も少ない。
↓イチオシネガフィルム。青が綺麗!
そうしてプリントしてみると、予想だにしなかった仕上がりを楽しめるのです。
粒子は荒くなり、全体的に緑がかった仕上がりになりました。
かと思えば、同じX-proでもこんな風にもなります。
真っ赤になりました。
これは使っているポジフィルムが違うためです。フィルムによって仕上がりが違うので、地道にいろんなフィルムを試してみるしかありません。
フィルムカメラの「出来上がってみないと分からない」という不便さと、「面白く撮れてる!」という驚きがいつも世界を面白くしてくれる。LOMO LC-Aというのはそういうカメラです。
これから春がやってきますし、カメラ片手に街中を散策なんて、おしゃれで楽しいかもしれませんね。
LC-A以外も混ざってますが、いくつか写真アップしてみます・・・
アナログな分「多重露光」とかが楽しめるのもいいところです。
うーん、やっぱり文章がうまく書けないですね・・・。耳が痛くてしんどいです・・・。聴覚過敏と視覚過敏がただいま悪化中。