ADHDだって、片付け苦手でもなんとかなる。
ADHDのお片づけ術については、以前まんがびと様から本を出させていただきました。
よく、ADHDは片付けができないと言われますし、実際自分もその傾向があります。
しかし、できないからと諦めてしまっては生活に支障がでるのは当然です。
一紫も部屋がブッ散らかる方ですが、自分なりに諦めず片付けています。
本にも書きましたが、モノにはそれぞれ村を作って、おうちを用意してあげましょう。
村は例えば本の「本棚」のことで、おうちは村の中での本の居場所です。
仲間で村を作れば見た目もスッキリ、どんな本がどれくらいあるのかが一目瞭然です。
「それができりゃー苦労しないよ」とおっしゃる当事者さんもいらっしゃるでしょうが、とりあえずやってみないと、なにも始まらないのです。
これは一紫の作業場という名の自室です。
見ての通りモノは多いですが、自分なりに村を作っているのがお分かりになるでしょうか?
ちょっと本も発達障害系、ペット系など、同じ棚でも種類に分けています。
その下にはアロマ、キャンドル。その下はシナリオ関係で、その下の段は写っていませんが、使用頻度の低い文房具です。
ごちゃーとしていますがこれでもマシになったんですよ・・・。
少しずつでも片付けていくと自信にもなりますし、片付いている状態が心地よいことを知ることで、積極的に「なんとかしよう!」と思えるようになれます。
そのうちロフトタイプのベッドを買って、その下に作業机を移したいと思います。
もう少し広くならないと多趣味ですからね。
定型さんには難なくこなせるお片付けも、わたしたちにはとっても難易度の高いものです。
しかし、案外練習や人の真似である程度はなんとかなります。
自分の症状を自覚し、意識することで何が苦手なのか、どうすれば可能になるのかなども思いつくようになります。
本棚の下の水色の書類ケースも一紫の工夫が。
何を入れているのか、おうちに「表札」をつけています。
一紫は視界からの刺激に左右されます。情報の少ない場所は認知しない傾向にあるのです。つまり、中身が見えないとその空間自体を認知できない。
中身が見えない場合は表札をつけてあげることで認知できるようになります。
真面目な話、同じ理由で貯金箱なども透明でないと貯められません。貯金箱自体認知できなくなるのでただの缶になっちゃうんですよね・・・。
自分の特徴を知ることで、できることも広がります。
片付けが上手くいかない、困っている方は、自分について苦手なことや得意なことを、一度書き出してみると良いかもしれませんね。